ベストなキャリアをつくり出す。―薬剤師のための転職支援サービス―
履歴書の志望動機を記入するためだけでなく、自らが将来目指すキャリアを明確にするためにも自己分析は重要です。転職の目的を明確にする自己分析の方法をご紹介します。
転職活動をはじめると、「自分の強みはなに?」「これからどんなキャリアを積めばいいの?」など、自分のセールスポイントや将来のキャリア像について疑問がわく方は多いはず。そんな時は自己分析をしてみると良いでしょう。
自己分析にはさまざまな方法がありますが、ここでは、 自分の強みとキャリアのヒントが見つかる方法をご紹介します。転職先の業界や業務、キャリアを考える際の参考にしてみてください。
これまでの経歴を振り返り、 自分の「スキル」 を書き出す。また、仕事をしてきた中で 「評価されたこと」 、 「注意されたこと」 も書き出す。
転職理由を書き出す。
書き出した転職理由を現職でも叶えられるか否か検討し、
重要度に優先順位
をつける。
今後のキャリアプランを書き出す。また、
自分の強みをその職場でどう生かせるか
も書く。
それをもとに、転職先の業界や業務内容などを考える。
病院勤務6年目、独身30歳女性Aさんの場合
「評価されたこと」「注意されたこと」は、具体的なエピソードを書き出しましょう。何を書けばよいのか分からない場合は、仕事で経験したうれしかった出来事や悲しかった出来事を思い出すと、書きやすいでしょう。
転職理由には重要度に優先順位をつけましょう。順位をつけることで、自分の考えを整理することができます。
自分のスキルや経験を具体的にどのように生かすことができるか考えましょう。
自己分析の中でも特に重要なのは「転職理由」の深堀りです。その理由が現職でも叶えられるような理由か否かを検討し、本当に転職が必要なのかを見極めましょう。
例えば、転職理由が「勤務時間を短くしたい」であれば、まずは勤務時間の変更を相談してみましょう。企業によっては、異動を申請するという選択肢もあります。
また、転職理由として上がることが多い「人間関係」ですが、これは職場を変えれば解決する場合とそうではない場合があります。状況を客観的に見て結論を出しましょう。努力次第で人間関係を改善できそうであれば、現職に残るのも選択肢の一つです。
短期間で退職し、転職を繰り返す求職者様がいらっしゃいます。そのような方は、なぜ転職を繰り返してしまうのか認識していないケースがほとんどです。しかし、過去を注意深く振り返ってみれば同じような理由で転職していることに気付くはず。
ですから、転職回数が多い方は、これまでの転職理由をすべて洗い出してみてください。それをもとにどんな仕事がしたいのか、どんな働き方がしたいのかといった自分の本当のニーズを把握すれば、「また今回も失敗だった・・・」と思うような転職を繰り返すことはなくなるでしょう。
もし、自己分析をしても自分の強みが分からなかったり、正しくできているか不安になったりした場合は、コンサルタントに相談してみましょう。
さまざまな転職ケースを見てきたコンサルタントと話すことで、自分の考えが整理されるうえ、一人では思いつかなかった転職理由やキャリアパスなどが見えてくることがあります。一番頼れる相談相手として、活用してみてください。