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業界研究「病院編」

より患者の近くで医療に携わりたい薬剤師の方に人気の「病院薬剤師」の仕事。今、病院薬剤師に求められている役割を業界の最新動向と合わせて具体的にご説明します。

病院業界の最新動向

概要

多くの病院は経営難。社会保障費削減により、今後も続く可能性

2014年時点の国民の医療費は約40兆円。そのうち、約7割を医科診療医療費が占めています。病院の多くは、度重なる診療報酬のマイナス改定などの影響により、厳しい経営を強いられており、特に自治体病院、公的病院ほどその傾向は強く、自治体病院の9割、公的病院の6割強は赤字経営に陥っています。そのため病院数は8493施設と、10年前と比べて約500施設も減少しています。

病院数の推移

2016年度診療報酬改定では医師らの技術料は微増するものの、全体ではマイナス改定の方針です。さらに今後3年間で社会保障費1兆5000億円の削減が決まっており、病院の経営は困難を極めそうです。
一方、病院薬剤師数は年々増加しており、2012年は5万2704人(対前年比1.3%増)でした。これは全薬剤師数の約20%にあたります。増加の理由は医療ニーズの高度化、多様化により、病院薬剤師の職務が拡大したためです。病棟業務に加え、薬薬連携や薬剤師外来など、より有効性の高い治療を行うためには病院薬剤師の活躍が重要。したがって、今後も需要の増加が予想されます。

展望

多職種と連携し、質の高い医療を提供する

今後、病院薬剤師に重要なキーワードは「病棟業務」「チーム医療」「薬剤師外来」「薬薬連携」。昨今、薬物治療における有効性の担保と安全性の確保が重視されており、薬のスペシャリストである薬剤師が治療に介入することが求められています。

「病棟業務」

きちんと薬を飲めているか、副作用は出ていないかなど、薬剤師が患者の服薬状況などを確認し医師などに伝えることで、より有効性の高い治療ができ、早期回復につながります。それにより、医師は新たな患者の受け入れや、重症患者への対応が可能になります。また、薬の誤投薬の防止にも貢献できます。医療現場においてデータの入力ミスやオーダー漏れはつきもの。しかし、患者の状態を把握している薬剤師がダブルチェックを行うことで、投薬ミスを防げるのです。

「チーム医療」

医師、看護師、作業療法士、管理栄養士などともに、患者の治療計画を立案、実施することで、より有効性の高い治療を効率的に提供できます。チーム医療の一例としては、緩和ケアチーム、糖尿病チーム、栄養サポートチームなどがあげられます。

「薬剤師外来」「薬薬連携」

薬剤師が医師とともに、外来患者に薬の説明や処方提案などを行う「薬剤師外来」や、処方薬や病態に関して病院薬剤師と薬局薬剤師が情報交換を行う「薬薬連携」により、治療の質を高めることができます。薬剤師業務における薬の調剤は基本中の基本。そのうえで多職種と連携しながら、薬のスペシャリストとして治療に貢献していくことが必要です。

病院薬剤師の業務

前述のように、調剤・製剤・注射調剤業務など、薬の調剤は基本の業務。今後は、多職種との連携が必要です。なかでも「病棟業務」は診療報酬で加算対象になったことから、病院はより一層力を入れるようになるでしょう。また、病棟業務の一つであるICU業務は、インシデントの減少につながることが報告されています。その他にも、医師の業務負担軽減と医療の質の向上という面から「薬剤師外来」も注目を集めています。

病院薬剤師の働き方とキャリアパス

「働き方」

主に急性期の患者を対応する病院の場合は、残業や当直が多くなります。一方、慢性期の患者を対応する病院の場合は休日もとりやすく、比較的働きやすい環境と言われています。
病院によっては、職員が利用できる託児所を併設している場合もありますので、子育て中の薬剤師の方は確認してみると良いでしょう。

「キャリアパス」

調剤業務の基礎を学んだ後、病棟業務や外来業務などを行い、人材育成に従事します。同時に、学会などに参加しながら業界の幅広い情報や知識をキャッチアップし、認定薬剤師や専門薬剤師といった資格を取得して専門性を高める方もいます。また、薬剤部長など管理職として活躍する方もいます。

認定薬剤師・専門薬剤師一例
がん薬物療法認定薬剤師、がん専門薬剤師、がん指導薬剤師
感染制御認定薬剤師、感染制御専門薬剤師
妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師
精神科薬物療法認定薬剤師、精神科専門薬剤師
栄養サポート専門薬剤師
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