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病院派遣薬剤師として働くには?

派遣薬剤師というと、調剤薬局やドラッグストアが一般的です。これは病院への派遣が法律によって禁止されているという事情がベースにあるわけですが、上記の通り、特定の条件を満たした場合には病院派遣薬剤師として勤務することが可能です。ではどういう場合にそれが可能なのか、具体的に見ていきましょう。

病院派遣薬剤師の働き方

紹介予定派遣

まずは、紹介予定派遣の場合。紹介予定派遣とは、まずは一定期間(最長6ヶ月)派遣社員として勤務した後、派遣社員本人と勤務先との同意が得られた場合に、直接雇用に切り替えることができるシステムです。雇用条件がこの紹介予定派遣の場合、上記の「例外」に当てはまり、病院での派遣薬剤師としての勤務が可能となります。

産前産後休業、育児休業、介護休業等による代替

もう一つは、代替による勤務。病院は、雇用している薬剤師が産休や育休などで長い休みを取得する際、期間を決めて勤務してもらえる派遣薬剤師を活用することが可能です。つまり休職する薬剤師の「代替として」勤務する場合、上記「例外」が当てはまり病院の派遣薬剤師として勤務できるということです。

ただし代替での派遣の場合、休職者が復帰するまでの期間しか勤務することができません。具体的には、産前休業6週間、産後休業8週間 育児休業1年間程度が目安になります。介護休暇の場合は「対象家族1人につき、通算93日まで」なので、3か月程度ということになります。

ということで、「薬剤師の病院への派遣で働けるの?」という質問の答えとしては、「紹介予定派遣、または現職薬剤師の休業に伴う代替に限り可能」になります。ちなみにと紹介予定派遣案件と代替案件で比べれば、圧倒的に代替案件の方が多いのが現状です。つまり、病院派遣薬剤師の求人は、ほとんどが休職者の代替としての募集だということです。

病院の派遣薬剤師の特徴

次に、病院派遣薬剤師の働き方、待遇などについて見ていきましょう。

業務内容について

病院には急性期型病院、療養型病院、精神科病院などいろいろな種類がありますが、どういうタイプであっても「調剤」がメイン業務になります。ドラッグストアや調剤薬局への派遣と業務内容については大きな違いはありません。

勤務時間について

病院の診療時間に合わせて勤務するので、8時半または9時始業、17時退勤というようなシフトになることが多く、残業が発生することもほとんどありません。営業時間の長いドラッグストアや一部の調剤薬局に比べると、比較的早めの退勤時間です。プライベートの予定も立てやすく、また育児や趣味との両立もしやすいので、お子さんの帰宅時間に合わせて帰りたい方や、夕方以降は趣味に没頭したいという方にも向いています。

休日について

勤務時間同様、休日も病院の診療日に準拠します。多くの場合は日曜・祝日はお休みになります。ドラッグストアの中には年中無休を謳う店もあり、調剤薬局も休日の営業が増えつつある中、週末しっかり休めるというのはプライベートを重視したい薬剤師にとって大きなメリットです。

一方、上記で紹介した通り病院派遣薬剤師の案件は「代替」での勤務が基本なので、「休職者と同じ内容・レベルの働き方が求められる」というのも事実です。場合によっては休日のとり方に条件がある場合もありますので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

夜勤・当直について

通常、病院で勤務する薬剤師には「夜勤」や「当直」がありますが、派遣社員にはこれがありません。夜勤・当直はそれぞれ別途手当が支給されるというメリットはあるものの、生活のペースを仕事に合わせる必要があり、体力的な負担も大きいなどのデメリットも。

直接雇用の場合、夜勤も当直も半ば義務化されており、これを避けることはなかなかできないのが現状です。その点、派遣の場合は最初から夜勤・当直がないので、プライベートとのバランスがとりやすいと言えます。昼間はしっかり働いて、夜は家族と食卓を囲む、そんな生活も可能です。病院派遣薬剤師がママさんに人気なのはこういった理由があるからでしょう。

応募資格について

最後に応募資格ですが、「病院での勤務経験」は問わない病院が多いので、これまで一度も病院で働いたことないという薬剤師でも、病院派遣薬剤師として勤務することは可能です。ただし、病院では臨床医療に携わるケースもあり、患者や医師とのコミュニケーションも重要な業務となってきます。ドラッグストアや調剤薬局に比べ、「一歩踏み込んだ」業務をすることになるので、その点を理解した上で応募することが大切でしょう。

まとめ

さて、今回は病院派遣薬剤師にスポットを当て、その働き方やメリットについてまとめてみました。病院は調剤薬局やドラッグストアと違った魅力があります。求人数自体が少なく、自分に合った案件を見つけることが難しい場合もありますが、プロフェッショナルである薬キャリエージェントにおまかせください。あなたのご要望やご都合をしっかりヒアリングした上で、最適な案件をご紹介いたします。

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