ベストなキャリアをつくり出す。―登録販売者のための転職支援サービス―
登録販売者の主な勤務先であるドラッグストアでは、多くの企業が推奨品の「販売ノルマ」を設定しています。ノルマは成果を上げれば評価に結びつきやすいメリットはありますが、ノルマが未達のときに長時間勤務が発生しやすくなるなどデメリットもあります。ここでは、ノルマの有無が登録販売者の働き方やキャリアにどのような影響を与えるのか、メリット・デメリットをお伝えします。自身のキャリアを見つめ直したうえで、ノルマのある企業、ない企業のどちらが自分に合っているのか考えてみましょう。
ドラッグストアでは事業戦略に則り、季節や時期に応じて販売を強化する「推奨品」を設定します。
推奨品は医薬品を始め、健康食品や化粧品など多岐にわたります。主にプライベートブランドなどの、利益率の高い商品が選ばれます。こうした推奨品の売上目標が「販売ノルマ」です。
【主な推奨品】
販売ノルマは店舗の利益に直結するため、ノルマ達成の成否は登録販売者の評価を大きく左右します。そのため、成果を上げることができれば、早期にキャリアアップを狙うことができます。
自分自身の販売ノルマだけではなく、店舗全体での販売ノルマの達成を意識することが早期キャリアアップのポイントです。わかりやすい販促資料をつくって共有する、POPやレイアウトを工夫するなど、店舗全体の売上や利益に貢献することで、「店舗運営を任せられる人材」として店長やエリアマネジャーにアピールできます。
また、実績次第で賞与が増えるなど、年収アップのチャンスが多いメリットもあります。
販売ノルマ達成の成否が自身の評価に直結するため、「ノルマ至上主義」の働き方になる恐れがあります。たとえば、店頭で接客する時間が長くなるほど推奨品を販売する機会も増えるため、残業時間が長くなるケースがあります。
また、ノルマ達成が厳しい状況になったとき、別の商品のほうが顧客のニーズに合っているにもかかわらず、ノルマ達成のために推奨品をおすすめしたくなる、もしくはおすすめするよう上司から指示されるケースもあります。
「本当に最適な商品を提案したい」という思いと「ノルマ達成」の板挟みにあい、葛藤を抱える登録販売者もいます。
販売ノルマがない企業では、推奨品の販売を優先する必要がないため、顧客に最適な商品を自分で考えて提案できるメリットがあります。
また、ノルマに追われながら業務をする必要がないので、ノルマがある企業に比べてストレスが少ないといえるでしょう
販売ノルマがない企業では、販売能力や実績をアピールできる機会が少ないため、努力が伝わりにくく、評価にも反映されづらい傾向があります。
販売ノルマの有無についてメリット・デメリットを整理してみましょう。
販売ノルマあり | 販売ノルマなし | |
---|---|---|
メリット |
・能力次第で早期キャリアアップのチャンスがある
・実績を上げれば、年収アップが叶う |
・本当におすすめしたい商品を提案できる
・販売ノルマに関するストレスがない |
デメリット |
・長時間勤務になる恐れがある
・顧客本位のカウンセリングができなくなる恐れがある |
・努力が評価されにくい |
登録販売者のなかには「販売ノルマに追われて仕事をしたくない」と考える人が多いかもしれません。しかし、自身の努力や実績が反映されず、「やりがいを感じられない」と再転職を検討するケースも少なくないのが実情です。
また、販売ノルマがある企業についても、ノルマの目標値の高さは企業ごと・店舗ごとに異なることを覚えておきましょう。登録販売者専門の転職エージェントへ相談すれば、販売ノルマがある企業の詳細についてもアドバイスを受けられます。
転職先として気になる企業の販売ノルマの有無が知りたい、キャリアプランについて相談したいなど、転職・キャリアにお悩みがある人は、お気軽に登販エージェントのコンサルタントまでご相談ください。