ベストなキャリアをつくり出す。―登録販売者のための転職支援サービス―
面接は緊張するからこそ、事前に質問内容をイメージして落ち着いて答えたいですよね。相手の質問に対して、わかりやすく簡潔に回答する能力が求められるのは、接客でも面接でも同じです。ここでは、登録販売者の面接でよく聞かれる質問と回答のポイントをまとめました。これらを参考に自分なりの回答を用意して面接に臨みましょう。
採用したい人物像は企業によって異なりますが、面接時に採用担当者が見ているポイントには共通点があります。それは「
活躍してくれる人物か
」「
一緒に働きたい人物か
」です。さらに、近年は「
自ら積極的に行動する人物か
」もチェックされています。
ですから面接時は、採用担当者にそのような人物イメージを与えることが成功のカギです。ここでは、面接時によく聞かれる質問項目をピックアップ。それぞれの回答例と、回答の際に気を付けるべきポイントについて紹介します。
「氏名」「経歴」「強み」を分かりやすくまとめ、ハキハキとした口調を意識しながら、1分程度で話します。「強み」は、自己PRにつながるように意識して話しましょう。また、初めに面接の機会を設けてもらったお礼を伝えると印象が良くなります。
これまで在籍した企業と担当した業務や自分の強み(スキル、成果)を話しましょう。成果を話す際は、具体的な数字を用いると説得力が出ます。なお、転職経験がある場合は、転職理由も言及しましょう。
マネジメントをしていたエリアや店舗数によって、待遇面の評価に差が出ます。聞かれた際は、なるべく詳しく話すと良いでしょう。
たとえば、単に10店舗のマネジャーをしていたと伝えるのではなく、店舗運営において何が難しく、それを克服するためにどんな努力をしたのかを伝えることが重要です。また、企業によっては「意思決定の基準」を把握するために、なぜその課題を選んだのか理由を聞く場合がありますので、回答を準備しておきましょう。
具体的な話をすればするほど、あなたの能力を把握しやすく、採用担当者は待遇面を検討する際の判断材料が増えます。
採用担当者が退職理由を聞くのは、求職者が抱える課題を把握し、自社に転職することでその課題や不安が解消されるかを判断するため。「パートナーの転居」などやむを得ない理由は正直に話して問題ありませんが、「給与が低い」「残業が多い」などネガティブな退職理由の場合は注意が必要です。「入社しても同じ理由ですぐ辞めてしまうのではないか」と、悪い印象を与える場合があります。
ポイントはポジティブな言葉を使うこと。たとえば、「給与が低い」が理由ならば「自分の成果に対して正当な報酬が得られる環境で貢献したい」、「残業が多い」が理由ならば「限られた時間でパフォーマンスを発揮したい」といったように表現を工夫することで、採用担当者にも前向きな気持ちが伝わります。
なお当然のことですが、現職の上司や会社を感情的に批判するのはNGです。
「数ある企業の中でもどうしてその企業なのか」「自分の希望と企業の方針がいかにマッチしているのか」をしっかりと伝えましょう。業界でのポジション、特色などを詳しく調べて、具体的で説得力のある話をすることが肝心です。そのうえで、「自分の強みを生かしてどのように貢献するのか」「入社後に挑戦したいこと」を述べましょう。なお、給与や福利厚生など、待遇面を志望動機にするのは悪い印象になるのでやめましょう。
「子育てのため」「家族が転勤するため」など、採用担当者が納得できる理由の場合は正直に答えましょう。また、「気持ちをリセットするため」という場合も正直に伝えて問題はありませんが、「離職中も目標を持って生活していた」などポジティブな印象を与える答えを用意しておくと良いでしょう。そして、やる気も必ずアピールしてください。
これは、求職者の性格が仕事にどう影響するかを把握するための質問です。 実際のエピソードを交えながら話すと、説得力が増し、印象にも残りやすくなります。短所を話す時は、短所をカバーするために注意していることも一緒に伝えましょう。なお、採用担当者への印象を良くしようと「短所はない」と答えるのはよくありません。自分自身をよく理解できていない人だと思われます。
家族の介護などやむを得ない事情により、転勤や残業・ヘルプに制限がある場合、必ず事前に伝えておきましょう。企業によっては採用が難しくなる恐れがありますが、仮に事情を伏せて採用されたとしても、入社後にトラブルになるだけです。当然ながら、転勤や残業・ヘルプができないと回答するのは、本当にやむを得ない事情がある場合のみです。「やりたくないから、できません」は通用しません。
「3年後、5年後にどうなっていたいのか」「どういう成果を出し、どう貢献したいのか」、中長期的なプランを話しましょう。採用担当者は仕事における価値観や成長課題を見ています。漠然とした話ではなく、具体的に話しましょう。
採用担当者は登録販売者として、どれだけ熱意をもって働けるかを見ています。「企業の方針で必要があったから」や「取得してみたかったから」などではなく、積極性を感じられる回答を心掛けましょう。
小売業に興味をもった理由について回答します。人によっては、志望動機や登録販売者になろうと思った理由と回答が重複するかもしれませんが、問題はありません。むしろ、回答に一貫性がないと「思いつきで話しているのではないか」と悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
この質問は、自社の優先順位を把握するための質問です。よほどの事情がない限りは、「第一志望」と回答しましょう。どんなに優秀な人でも、希望順位が低いと採用を躊躇されてしまうからです。また、なぜ第一志望なのか、その理由も伝えてください。
これは、求職者の「転職で何を叶えたいのか」を把握するための質問です。同時に、その回答に一貫性があるかも見ています。万一、一貫性がない場合は、一時の気の迷いや思いつきで応募したのではないかと判断される恐れがあるので、気をつけましょう。
企業によって人員配置、接客方法、推奨品の展開方法など異なります。店舗の印象、店員の印象について答えられるようにしておきましょう。通える距離に店舗がないなど、どうしても店舗見学ができない場合は、コンサルタントにご相談ください。
面接の最後に、「何か質問はありますか?」と逆質問されることがあります。この時、「何もありません」と答えてしまうのはNG。実は面接官はここで、求職者が入社後のキャリアプランを具体的に描けているのかを見ていますので、最後のアピールの場と捉えてください。
質問する内容は、応募企業のホームページを見ればわかることではなく、将来のビジョンや仕事内容に関することが良いでしょう。まれに、「年収」「福利厚生」「休日」など、待遇面について聞く方がいますが、絶対にNG。伝え方によっては悪い印象を与え、かえって良い条件が提示されない場合があります。
条件交渉はコンサルタントが代行しますので、あくまでも仕事に対する熱意を話しましょう。
面接でよく聞かれる質問と回答のポイントをご紹介しましたが、「本番では頭が真っ白になってしまいそう」「緊張してうまく話せない」など不安を感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
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